地球温暖化は 想像以上に深刻な問題です。 人類の生存基盤に係る環境問題の一つです。SF6ガスは
地球温暖化係数がCO2の23,900倍と非常に大きいため、その排出や漏洩は厳しく規制されています。
特に 最近、開閉装置、変圧器や電気設備の耐用期間が到来している設備の更新、撤去や廃棄事案が増加しています。 昨年、批准された「パリ協定」の履行に伴い、より適切なSF6ガスの取扱が求められています。
適切なSF6ガス回収には 高度な真空状態まで回収終圧を実現する必要があります。
しかしながら所定回収終圧を得るのに長い回収時間を要する課題があります。
この課題解決の方策には次の3条件が必要です。あなたの設備を確認して下さい。
- SF6ガス回収専用高性能のドライ真空ポンプを使用する。
- SF6ガス専用の絶対真空計を使用する。(ピラニー式真空計は不可。絶対真空度を計測。)
- GIS等設備の器側で真空度を計測する。
「SF6ガス・取扱基準」で規定されている回収基準(絶対圧真空度)は次の通りです。
2005年以降適用 | 回収終圧 | 回収率 | ||
110kV未満 | 110kV以上 | 110kV未満 | 110kV以上 | |
開発試験時 | 0.015 MPa・abs (114 Torr)以下 | 97% 以上 | ||
製造時 | 0.015 MPa・abs (114 Torr)以下 | 97% 以上 | ||
据付時 | 0.015 MPa・abs (114 Torr)以下 | 97% 以上 | ||
点検時 | 0.015 MPa・abs (114 Torr)以下 | 97% 以上 | ||
撤去時 | 0.005 MPa・abs (38 Torr)以下 | 99% 以上 |
出典:電気協同研究 第54巻 第3号
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